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2009年4月10日 (金)

本の紹介―奇術の楽しみ  

 松田道弘氏がお書きになった「奇術の楽しみ」(筑摩書房刊1975年)を紹介します。

 この本は、ちくま少年図書館シリーズの30番目として書かれたものです。裏表紙の紹介には次のように書いてあります。

 「ありえない世界」への招待状

 「ものをいう首」「宙に浮く美女」「消えた貴婦人」など、常識では考えられないトリックを生み出し、「ありえない世界」に挑戦した世界的な奇術師たちーー彼らを夢中にさせた奇術の魅力ってなんだろう。推理小説やパズル・落語などさまざまな例を引きながら、奇術のおもしろさとその秘密をたぷりとつたえてくれる、たのしい読み物。」

 小学校6年生以上を対象に書かれたものですが、大人が読んでもとても面白い読み物となっています。

 著者は、あとがきで次のように述べています。

 「読み物としての奇術の本を書いてみたいと思っていました。タネ明かしの本はいくらでもありますが、奇術そのものの魅力を語った本は外国にも殆どありません。」

 著者の意気込みがわかりますが、このような本を書く難しさをも語っているように思います。

 今、名古屋市美術館で騙し絵の展覧会が開かれているようですが、口絵にエッシャーの騙し絵があったり、奇術や魔術やいかさまや詐欺やパズルやといろいろなアプローチで奇術についての眼を開かせてくれます。

 なお、エッシャー展が名古屋松坂屋7階の美術館で、4月29日から開催されます。入場料は800円です。

 私は、松田道弘氏の本は大好きです。マジックの本でも大変丁寧に分かりやすい解説をしているからです。その点では高木重朗氏の分かりやすさと双璧をなすものと思います。

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