« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月30日 (木)

マジック・ボランテア日記

  先日、小規模なグループホームから、マジックを見せてほしいと依頼があった。ホームには1部屋しかないということであったが、勿論快諾。日程の調整後、初めての訪問が実現した。

 ホームは、デイサービスで来られた6人の方々とスタッフの皆さまで、とてもアットホームな和気あいあいの雰囲気に包まれていた。部屋の片隅で着替えと準備完了後、開始時間まで約30分は、語らいのうちに大先輩の皆さまとの交流が進んだ。

 マジックを、身近でご覧になるのは初めてだと大変興味を示され、各々の目がきらきら輝いていた。

 さあ!本番だ。初めてボランテアマジック参加のMさんと、腹話術のKさんとマジックのOさんの3人での熱演に、6人のデイサービスの参加者からは、盛んに拍手でエールをおくられた。

 遠慮がちで初めて参加のMさん、今までにない彼女の個性的で素敵な演技に、感動した。腹話術のKさんの実力はプロ級、巧みな話術につい吸いこまれてしまった。そして締めのOさんお疲れ様でした。Mさんのデビュー記念にビデオに収めた。

 終了後、ご一緒に茶話会に参加させていただいた。「マジックは音楽を聞きながら不思議な現象の連続であり、聞いて観て楽しめるのでいいですね」などと会話も弾んだ。関連ホーム関係者もいらして、新たにマジックボランテアの依頼もお引き受けした。

 ホーム関係者の皆様、出演の会員さんたち、お疲れ様でした。

                                 事務局

Cimg0036

| | コメント (0)

2009年7月18日 (土)

マジックつれづれ独語―⑥―高見民司

52.ジャグリングを教えてもらったが、ものにならない。簡単そうに見えて、3個のボールを扱うことがこんなに難しいとは。見るとやるとは大違い。

53.芸は盗むものである。積極的な学びだから、ものになる。

54.誠実であること。誠実な芸は受ける。

55.失敗は知らんぷりしているに限る。これは勿論嘘をついているのではない。変に取り繕わない点において誠実である。

56.未熟なマジックでも誠実でありさえすれば許される。

57.表情を作るのは何年やっても難しい。無理しないこと。

58.朝ホトトギスの鳴き声で目が覚める。それからすぐ、それからすぐ、次にやるマジックの手順や構成が頭に浮かぶ。

59.うまくやろうとしない。あるがまま。練習以上のことは出来ない。実力以上のことは出来ない。

60.幼児であってもお年寄りであっても医者であっても教員であっても、みんな同じ観客。内容を代えることがあっても緊張度を変えてはならない。

61.手品屋の今年の「福袋」はお得だった。その道具だけで7分の手順を構成した。

62.何度もノイローゼになった。それで続けていた趣味をやめてしまった。飽き性だった。でも、マジックだけはやめず深みに入った。

63.四方八方気を配る。自分に気を配るのではなく、外の方に。マジックは私を救ってくれた。

Cimg0086

| | コメント (0)

2009年7月13日 (月)

マジックつれづれ独語―⑤― 高見民司

42.マジックはある種のパントマイムだ。だから、パントマイムは殆どマジックだ。

43.こんなことで子どもたちは楽しんでくれるだろうかと不安に思いながら、せっせと手品の道具を作ったり用意したりしているとき、私は幸せである。恍惚と不安である。

44.子供だましを馬鹿にしてはいけない。演じ方次第で、大人でも面白く感じるのである。演者の人柄によるが。

45.マジックを見て一生懸命解説してくれるお客さんがいる。そこまでわかるんだけど、後がわからないとしきりに聞いてくる。わからなさを大事にしてほしい。

46.場所がどこであろうとお客さんがどこであろうと、いつもの通りに練習したとおりに真剣勝負。誠実に演技すること。誰が見ているかしれない。

47.ギャラが出なければマジックをしないという人はもうすでにプロである。他人が認めるかどうかは別であるが。

48.何事も天才はいるものである。とてもかなわない。だからと言って引くこともない。あなたはあなたらしさにおいて天才である。下手に真似をしなくてもよい。

49.小学校4年生の女の子にマジックを教えて、それを大人の前でやって大きな拍手を貰ったときの何ともいえない子どもの顔は忘れられない。

50.間が大事。日本画における余白、日本音楽における序破急、詩歌における律動、みんな間をだいじにしている。

51.手順が出来上がり何回か練習したら、道具なしでイメージトレーニングすることもいいと思う。

Cimg0082

| | コメント (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »