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2009年8月13日 (木)

教育にマジックを②―三上直―

 マジシャンは、これから起こる出来事をよく知ってはいるが、観客は何も知らない。マジシャンは練習してきたように表現すればよいが、観客はその表現、メッセージ、動きを受け止めなければならない。

 人が30分間、じっと動かずマジックを見続けるのはかなり忍耐力がいる。マジックは楽しいというのは見る側にとってではなく、やる側にとってであることが多い。マジックを見るというのは意外に疲れるものである。

 だから、私はマジックショーに種明かしの時間を設けている。それによって、このときばかりは、見る側からやる側になってもらうのである。

 公開してはいけない種明かしはしないのはもちろんである。

 原則として全員に行う。種明かしによって疑問が解ける。「うーん、そうだったのか。」教わった通りにやってみて、うまくいったとき、ささやかな感動を味わう。「ほう、なるほど。」お互いが教えあい、演じあうことで場が和む。少なくともこの時、観客が主体である。

 私は、お客さんに楽しんでもらえるマジックを心がけている。また、見ていただいて有難うございますという気持ちでやっている。楽しんでいるのはマジシャンなんだから。しかし、マジシャンだけが楽しんでいてはいけない。

 これは、授業における教師と児童生徒の関係に似ていると思う。

素材ナンバー 56585 : 「トランプ」

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