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2012年12月 3日 (月)

ミカンの効用

17日の朝日新聞”赤be”の「元気のひけつ」という記事は、「ミカンを食べて健康で長生き」「毎日3個で効果」という見出しであった。興味を惹かれて読んでみた。

 ミカンに含まれるβクリプトキサンチンというのがよいということだ。これは、ニンジンのβカロチンやホウレンソウのルティンなどと同じカロテノイドの仲間だそうだ。

 ミカンをたくさん食べると、手のひらが黄色くなると昔から言われている。実際ものすごくミカンを食べて黄色くなった人を見たことがある。それはβクリプトキサンチンが体内の血液や皮下脂肪に取り込まれたのが皮膚を通して透けて見えるのだといいう。

 βクリプトキサンチンは我々日本人が秋から春にかけて食べる温州ミカンの果肉に多く含まれている。しかし、レモンやグレープフルーツには全く含まれていない。オレンジでさえ1/10ぐらいしかないそうだ。そういえばグレープフルーツもレモンも果肉は白っぽい。

 欧米の研究では他のガンにも効果ありそうだという。オランダの研究では血液中のβクリプトサンチン濃度が高い人は肺がんの死亡率が低いと分かったそうだ。

 日本では果樹研究所の杉浦主任研究員らの、三ヶ日ミカンで有名な三ヶ日町での10年にわたる疫学調査がある。ミカンを毎日3個~5個食べる人は、肝機能障害や動脈硬化、骨粗鬆症といった病気の割合が少ないことが分かってきたという。また、喫煙者のメタボにもよいらしい。ただ、「ミカンを食べることで病気が予防できる」とまでは言い切れないそうだ。

 私は大学に入るまで南紀の新宮市で育ったから、ミカンはふんだんに食べることができた。紀州は有名な北の方の「有田ミカン」から南の今でいう「南紀ミカン」までミカンの産地だからだ。

 受験勉強の頃、夜何か食べたくなると近所の八百屋に行ってSサイズの安いミカンを買ってきて食べた。Sサイズだからいつも1度に5.6個は食べた。私は掌が黄色くはならなかったが、妹は食べ過ぎて黄色くなったことがあった。

 戦後の食糧難の時代であったが、ミカンを食べられたことが、今思うと健康に良かったということだ。

 今でもミカンは買ってくるが、我が家では果物扱いではなく、おやつである。食後のデザートは、リンゴ、柿、ナシなど皮をむいて食べるものだ。ミカンは簡単に皮をむけていつでも食べられるから、テーブルの上の籠に常時盛ってある。

 新聞によると、ミカンの人気は年々落ちているらしい。90年代の半分の消費量だというのだから信じられない。

 ちなみに1日当たりの果物消費量は、ギリシャの387gがトップで、英国343g、フランス314g、アメリカ303gだが、アジアでは韓国が202g、中国が198g、日本は144gだ。これはどうしたことだろう?

 我が家では、私が職に就いていた間は、夕食時だけ果物を食べていたが、退職後は知らぬ間に朝と夕に食べるようになった。その意味では贅沢をしていると言えよう。

 そうだ!果物は贅沢という感覚があったのだ。日本人はまだもったいない意識が高くて果物を贅沢視しているのかも知れない。

 夜、目が覚めたとき、ふと思い直して、この20年ほどずっと経済が下降していて、雇用がよくなく、正規社員でない人が1/3いると言われるし、生活保護受給者が210万人を超えて増えているので果物どころでない人が増えたのだろう考えた。

 そう思うと自分は果物を食べられるのは幸せだと思う。

              ―H.S―

                          

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