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2013年1月18日 (金)

マジックで大学単位取得?(その一)

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マジック習得で大学に必要な単位が取れたお話をしたい。日本に沢山ある大学でマジック学習を単位習得に数えられる学校は今まで聞いたことがない。私は、れっきとした大学講師として、単位修得ができるマジックを真剣に教えた経験がある。そのいきさつ及び結果について書いてみたい。

趣味マジックがクラブとして存在する大学は沢山あり、インターネットや発表会ですごいことを学んでいるといつも感心する。そういうのを見ると、基礎マジックである4つ玉、トランプ、コインや創作マジックetc、もう一度学生に戻って基礎より練習したいものだと悔やんでいる。

ところで私みたいな趣味でマジックをやっている者が大学講師なんて考えても見なかったが、あれよあれよと言う間に、試験もなく教壇に立つようになった。マジック講師なんてと思われるだろうが、今思うと他の科目に負けない教育が出来たと自負している。自信をもっている事は、マジックはリーダーシップ(指導力)を学べる貴重な科目だと思っていることである。

ではいきさつと私の考え方を述べてみる。

私は毎年同期の新年会で余興としてマジックを10年来披露してきた。当初はずうずうしくおもちゃ屋で¥1500ぐらいで買ってきて場を盛り上げる為にやって結構いびられたりした。

そんな調子で機会があればどんな集まりでもトライした。どうにか見られる程度になったある時、友人の学長から、うちの大学で講師としてやってくれないかと頼まれた。その時は考えてみるとごまかした。年金生活の私には時間は十分あり、人に教えることには興味があったので、自分なりに考えて「あ」これだとやる気になった。

学生に教えることは“1年間で1芸とリーダーシップを教えることだ”と学長にレポートを書き晴れて講師となった。将来人の上に立つ大学生には、リーダーシップの教育が必要だが、大学での履修科目にはこの種の講義がなく、就職してから自分で習得しなくてはならない。

だが就職して上司になると、教育なしにオンザジョブトレーニング、即ち、現場で経験して自然に習得しなければならないものである。私はサラリーマン生活を30年以上やったが、今思うと、どんな趣味(ゴルフ、英会話、カラオケ、マジックetc)でもよいから、会社で光る何か一芸をもっていると、人生をもっと楽しく生活が出来たと思っている。

それでマジックを通してリーダーシップを習得する事ができるのは学生にとって一挙両得と思った。それにはただマジックが出来ればよいのではなく、他の人の前でマジックを発表し、観衆をひきつける術を身に付けることができるようにカリキュラムを組んだ。

クラブと異なるのは、リーダーシップの必要性を経験とテキストを通して学習することである。講義単位の試験は、昼休みに食堂と学校祭で発表すること。2年目は校外発表で、介護施設、老人ホーム、幼稚園、小学校での演技を修了試験と考えた。

それには先ず授業中みんなの前で演技をやらなくてはならない。そうすることで人前で注目されることに抵抗感がなくなり、人の先頭に立って皆をまとめる事に役に立つと考えた。

こんな考えに同調してくれる人はほとんどいなく、聞いたこともない。私は定年後マジックを披露してきたが、友人からは「お前は性格が近頃変わった」と言われる。振り返ってみると趣味でやってきたマジックがいちばん大きく影響していると思う。

そこで学生に今までのサラリーマン経験をふまえて「社会に出てから何が必要か?」ということをマジックを通して教えたかった。

新入生募集としてのオリエンテーションが普通だが私にはなかった。ただ学生募集でこんな授業があるよと校内通信で紹介されただけであった。だからどれだけ学生が集まるか心配だった。

 私なりの理想を掲げながら一人芝居が始まるが、余り長いと読まれる方もくたびれるのでこの結果はその二に書くことにする。

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コメント

くたびれました、先生。中山さんの熱意はひしひしと伝わってきます。私もマジック始めて日が浅いですが。奥の深いマジックを追及しているうちに寿命が尽きるかも・・

投稿: fumiko | 2013年1月19日 (土) 11時10分

毎度コメントサンキュー。今これを再度拝見するとこんなに文章が長かったかと反省する。(その二)はこれからだが注意して書く。

投稿: N.K | 2013年1月20日 (日) 11時54分

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