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2013年2月 8日 (金)

中国は食べ残し文化に警鐘

 中国では、食事に出された物を残すのがよいとされる文化がある。食べ残すことは十分に頂きましたということを意味するのだ。もし、きれいに食べてしまったらもてなす方は追加をして作らなければならない。

 似たような習慣はイギリスにもあり、ビールを飲むときは最後は少し残して終わるのだと聞いたことがある。

 日本では昔からもったいない精神があるから、幼少の頃から「残してはいけませんよ。」「きれいに食べなさい。」と躾けられて育つ。学校給食でも残さないで食べるよう指導される。

 フランスでは、スープや皿のソースをパンで拭ってきれいにするということを聞いたことがあるが、フランスへ行ったことがないので定かではない。

 それぞれ食文化の違いによってマナーにも違いがあるのは興味深いことである。

 中国では、経済の発展にともない豊かな層が拡大し、食べ方が一層贅沢になった。中でも役人を接待する宴では超高級料理が出され、その食べ残し量がはんぱでないのでテレビなどで問題にされている。元々食べ残すのをよしとする文化であるが、さすがに目に余るので、改めるようにとキャンペーンがされているそうだ。

 昨日のNHKテレビでは、きれいに食べることは「栄誉」だというキャンペーンのことを伝えていた。また、若者のグループが「残さず食べてお皿をピカピカにしよう」という「光皿運動」を始めたことを伝えていた。

 中国全体では、いまだに貧困な人々が多数を占めるわけで、食料も輸入に頼っているものもある。一部の富裕層が古来の食マナーをいいことに食べ残し、食いチラシをやっているのはよくないことだ。

 伝統文化だから正すことは難しいかもしれないが、日本のように「もったいない精神」を養うようにするとよいと思う。

 ノーベル平和賞を受賞したケニアのマルタイさんは、日本の「もったいない」を世界に紹介した。「もったいない」は日本の誇るべき世界遺産である。ユネスコも「もったいない」の普及に努めてほしいと思う。

                                                                         - S.H-

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