話術&トーク ② すみえ先生著書から
以上の手順で、喋ったことは「シルクです」「ミルク」ですと3回言っただけ。それで「ミルクが牛乳に変わりました」と、これだけしか言っていないのです。
このように言葉は出来るだけ省略することが大事です。何が言いたいのか、そのポイントだけを喋るのです。
マジックの場合は、道具やしぐさをみているので、言葉は少ない方が良いのです。言葉が多いと、かえってテンポが崩れますので現象の邪魔になってしまいます。手品の3原則の一つに「現象を説明しなさい」まさにそういうことです。
私のステージでは、トークが面白いと楽しんで下さるお客様も沢山いらっしゃいます。やはり、話術というのは大事だとつくつく思います。
トークには、たまにはアドリブも入れます。普段には、あまり考えていないんですが、その場の雰囲気で自分でも思いがけないことを言ってしまう場合があります。それが案外うけけたりするのです。あまり、深く考えない方が良いのかもしれません。
それと、たくさん、喋ろうと思わないこと。言い足りなかったなぐらいがちょうどいいんです。「半分ぐらいしか喋れなかったな」ではなくて「半分も喋ったな」と思っていた方がいいでしょう。半分喋ればお客様には十分伝わっているのです。
喋ることを台本に書く人がプロマジッシャンにもいるそうですが、台本通理に喋ろうとおもうあまり、言葉が生き生きとしなくなりますので書かない方が良いでしょう。
セリフを書きますと前にも述べましたが、言葉数が多くなりがちです。とにかく少ない言葉でしっかり伝える練習をしましょう。
M・O
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