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2014年12月30日 (火)

名古屋大学レクチャー2014公開講演会を聴く―④―

名古屋大学レクチャー2014のもう一人の講演者である水田洋先生は別刷りの詳細なレジメを用意された。そのことにまず感銘を受けた。

 講演のタイトルは、「近代人の自立――基本的人権のために」であった。講演は3部に分かれていた。

Ⅰ.思想史への成長  1919―1935―1945(誕生から終戦まで)

Ⅱ.近代思想の主流

Ⅲ.社会思想史の課題と対象

 まず,前置きとして、日本の社会科学は、「治安維持法とともにあった」と話されたが、これは銘記しておかなければならないと思う。なぜなら今また特別秘密保護法が施行され、雲息が怪しくなってきたからである。

 「治安維持法によって国体と私有財産制度の破壊を企てるものは、死刑とされた。」と述べ、国体というのは「天皇制であると補記している。今の人には国体というと「国民体育大会」しか思い浮かばないと思われる。

 このこの法律によって、共産党やそれに同調する人々はアカとされて、徹底的に弾圧された。軍国体制強化につれて、弾圧は自由主義者などにも及ぶことになり、創価学会創始者も犠牲となった。公明党はそのことを忘れたかのように特別秘密保護法制定や集団的自衛権容認をしたのは非常に残念である。

 「戦後民主主義によって天皇制も私有財産制も、修正さればがら維持された」というのは衆知のことである。

水田博士が最初の著書「近代人の形成」(東京大学出版会、1954年)を書かれたのは35歳であった。「ちょうど60年前のことで、日本における近代人も近代思想も形成過程にあった。」と書いておられる。

 そして、「それから60年たって、それは近代人として、自立し確立されたか。」という視点で「それを確かめるための学習」としての講演であると言っておられる。

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コメント

2014年もあと数時間で終わる。アット言う間の一年でしたね。その間、色々な出来事があって10人十色の考え方が入り乱れております。今の日本国はどの方向に向かっていくのでしょうかね?(チョット呑気かな!)
水田博士の著書「近代人の形成」から60年たって、それが自立し確立されたかを確かめる為の学習と聞いてこれは素晴らしいと思いました。近視眼的に言えば学者さんの著書・講演は得てして「書きっぱなし」「言いっぱなし」と個人的に思っていたから・・・どちらにしても難しい話は苦手・・・
全く視点が違うが、名古屋華マジカルの素晴らしい人達と交流を図っていくことが日本のためになるかもね。

投稿: 鍋の華 | 2014年12月31日 (水) 12時38分

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