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2015年4月

2015年4月29日 (水)

「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―⑧

  もしタバコがなかったら肺がんはまれな病気であっただろう。同じように炭水化物の食事を摂らなければ肥満もまれになっていたであろうと言っている。

 さらに糖尿病、心臓疾患、認知症、ガンなど、関連性のある他の症状もきっと、めったにない症状になっていただろう。

 さらにあらゆる疾患を回避するという観点から、「糖尿病」がポイントだという。どうやら著者は、「糖尿病」を最もカギとなる疾患とみているようだ。そして前にも取り上げたように糖尿病が脳の認知機能の低下や認知症発症のリスクと深い関係があると指摘しているのである。

 さらに認知症だけでなく、集中力を乱し、チックやうつ病のような障害のもとになり、慢性的な頭痛や偏頭痛の原因にもなるという。(P.200)

 こうしたものは糖質やグルテンたっぷりの炭水化物を摂ることから起こるのであって、食事からグルテンや糖質を取り除く生活をすれば、脳の病気を軽減するための何よりの確かなやり方であり、「糖尿病」を防ぎ、治すこともでき、どんな薬物療法より優れているというのだ。

 グルテンはまた、一般的な精神障害である不安障害から、統合失調症や双極性障害のような病気にも関係が深いことが明らかになってきているという。グルテン過敏症の母親から生まれた子供の50%以上が、後の人生において統合失調症になりやすいという。(P.217)

 低炭水化物、高脂肪の食事はうつ病ばかりでなく統合失調症の症状も改善することがわかっているそうだ。一般的な頭痛でさえも食事を変えるとなくすことができるという。

 グルテンフリーの食事療法だけで、神経系の病気を治せる、または軽くできるということはとてもよいニュースだと述べている。

 多くの人たちは直ぐに薬に頼ってしまい、まったくお金をかけずに生活習慣を少し変更すればいいだけの治療法に気づいていない。多くの人は食品を替えるだけで問題を解決できる。最終的には薬を絶ち、薬に縁のない生活をエンジョイできるという。(P.230)

 ここまで著者はいろいろな研究事例を引用していろんな角度から説明を試みている。ある意味では整理されてなくて分かり難い面もある。

 しかし、あえて極端に単純化してしまえば、「糖尿病は危険因子ですよ。脳の働きに大きな影響を与えますよ。糖尿病や他の多くの疾患の原因を作っているのは炭水化物と糖の摂りすぎですよ。それを減らして脂肪をもっと多く摂りなさい。つまり低炭水化物、高脂肪食が一番良い処方箋ですよ」ということである。

 そのためにはどんな食品を食べればよいか、何を減らさなければいけないかを最後の方で書いている。

                       H.S

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2015年4月27日 (月)

「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―⑦

 穀物や炭水化物は血糖値を上昇させ脳に炎症を起こす原因のひとつとなるという。人間の気分や脳の主要な調整因子である神経伝達物質の、セロトニン、エピネフリン、γアミノ酪酸、ドーパミンなどが、血糖が上昇すると直ちに減少するそうだ。

 神経伝達物質などを生成するのに必要なビタミンB複合体が使いつくされる.マグネシュウム値も減少し神経系と肝臓の機能に支障をもたらすという。(P.133)また「糖化現象」と呼ばれる反応が起こる。(P.134)

 米国では、1994年に米国糖尿病学会が、カロリーの60~70%を炭水化物から摂取するように勧めて以降2007年までに、糖尿病の患者数は、倍増していてその後も増えている。

 糖尿病に罹ると、アルツハイマー病にかかるリスクが2倍になるので危機的だというのだ。これは1911年に日本の研究者によって発見されたという。糖尿病と認知症の関係についてはP.136に書いてある。

 食事で得る脂肪ではなく、炭水化物が体脂肪を増加させ体重を増やすという。そのメカニズムは、食事に含まれる炭水化物(糖質、デンプンなど)が体内でグルコースに変わる。それにより、膵臓に対し、血中にインシュリンを分泌するよう指令がでる。

 インスリンはグルコースを細胞内に送りこみ、グリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄積させる。

 また、おもに体内での脂肪蓄積を促進し、肝臓や筋肉にそれ以上のグリコーゲンが蓄積できなくなると、体脂肪に合成するというのだ。

 牛や豚を太らせるのに、脂肪やたんぱく質ではなく、炭水化物のコーンや穀物などを与えることを考えてみよと言っている。(P.138)

 いつも炭水化物をたっぷりと食べていれば、その結果、インスリン値が上がりつづけ、体脂肪を燃料として消耗しない。体脂肪を蓄え続けて肥満体となるのだ。

 糖尿病患者の血糖値を下げるには、低炭水化物の食事がインシュリン感受性を改善させる。「Ⅱ型糖尿病」には炭水化物を減らし脂肪を摂ることが勧められるようになりつつあるという。

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2015年4月24日 (金)

島田晴夫師海外進出50年祝賀晩餐会

 祝賀晩餐会会場です。準備のために早くに到着です、プロマジシャンの方々はすでにリハーサルを終えられたとのことでした。

 

 受付は名古屋華MGの精鋭美女がお出迎えで万全の体制が整っています。 

 定刻通り開始です。島田夫妻の入場では、すぐに場内総立ちでお二人の姿がまったく見えなくなってしまいました。 島田師からお言葉をいただいた後は、名古屋華MGの鈴木先生のご挨拶です。そして、加納顧問の乾杯で祝賀晩餐会が始まりました。

  ディナータイムも終わり、来賓紹介、そしてプロジェクターで島田師の50年の歩みを拝聴した後は、ショータイムです。
 

 トップは我らが名古屋華MGみずほ会長の演技です。 今回の祝賀演技で紅一点、さすが優雅な優美な、あでやかなマジックです。マジックというより演舞と言った方がいいのかもしれません。

  これだけ持ち上げておけば何か出るだろうと思います。そうそう、あれだけ皆さんに私の誕生日を告知しておいたのにお誕生日プレゼントも、ハッピイバースデイもありませんでした。しかし、来年の誕生日までは、まだまだプレゼントは受け付けていますので、よろしくです。

 
 
さあ、次の祝賀演技者は、たかお晃市さん、バーディ・コヤマさん、将魔さんです。

  将魔さんは新作を披露していただけました。

 

 そして今回の大トリ がケン正木さんの壮大な和傘演技です。ケン正木さんのお話では東京で真近かまで島田師の指導があったそうです。すばらしいケンさんの演技に感激してしまいました。

  皆様とご一緒にマジック界の歴史的な場面に立ち会えたこと、僥倖に深く感謝する以外になすすべもありませんでした。

  ありがとうございました。

         小澤

  

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2015年4月22日 (水)

島田晴夫師を迎えて特別公開講座

 名古屋華MG公開講座1の続きです。島田晴夫師のパフォーマンス&トークショーの前に名古屋華MGの演技がスタートします。

  トップは貫禄の篠沢さんです。落ち着いた和のマジックです。最後にBIGエッグの出現に驚きましたが、さらに中からリアルチャボが出現し会場内は騒然としました。「コケコッコー」の声が流れなかったのは残念です。リハーサルではうまくいったのに・・・・

  そしてみずほ会長のご挨拶です。なんとここでサプライズゲストが判明してしまいました。皆さんは、マリックさんが来るだろうとかセロさんだろうとかいろいろ話題になっていたようですがあっさり分かってしまいました。その後のサプライズゲスト紹介では、ファンファーレだけがむなしく流れたのは言うまでもありません。

  さあ、気を取り直して2番手は中村さんです。今回は優雅なチャイニーズアクトでした。いったいどれだけのレパートリーをお持ちなんでしょうか・・

  3番手は我らがチャップリン伊藤副会長です。今回は緊張のせいか動作が小さくなっていたような気がしますが皆さん楽しんでいただけたようです。次回は女性版チャップリンをお願いしたいですネ。

  4番手は和服が素敵な村瀬さんです。お孫さんの応援もあり気合の演技でした。

 なかなか壇上でシルクを結ぶのは緊張すると思いますがさすがでした。

  5番手神藤さんと6番手池田さんはもうプロ並みですからいう間でもなく素晴らしい演技でした。

  さあーサプライズゲストです・・・・ファンファーレ・・・です。バーディ・コヤマさんと緒川集人さんです。

  ここからは演技を見ている余裕なくCDと格闘しておりました。そして休憩の後は島田晴夫師の演技とトークショーでフィナーレを迎えました。

  今回名古屋華MG公開講座ご来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

  さあ、名古屋国際ホテルでの祝賀晩餐会へ移動します。

     小澤

 

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2015年4月20日 (月)

島田晴夫師を迎えて特別公開講座

 平成27年4月12日、ついに世界の島田晴夫師が名古屋にやってくる日がきました。この日を迎えるまでの準備がどれだけ大変であったかは想像を超えるものがあります。名古屋華MG会長をはじめ先生、顧問、そして事務局の皆様には本当に感謝の言葉だけでは、物足りないぐらいのありがとうを言いたいです。

 

 私も今年の正月にマジック発表会を開催しましたが、せいぜい定員160名ぐらいのものでした。さらに入場無料なので気楽な運営で実施が出来ました。来年も春日井で実施しますので、見に来てくださいね♡

 

 さてさて、公開講座午前のリハーサルには、世界の島田師、Shootさんそしてバーディ・コヤマさんに駆けつけていただき、場ミリ、音合わせをさせていただきました。

 

 今回私はPAとして参加させていただきましたが、マジックでの音楽の効果、エンターテイメントとしてのマジックへの音楽での創造性は計り知れないものがありました。

 

 CDをセットしてスタートボタンを押したり、ポーズさせたり、フェードアウトで終了したりするだけなのですが、さすがに会員相手だけではありませんのでかなり緊張しました。

  

スタートを押しても5~7秒ぐらいは音が出てきません、舞台で音の始まる待ち時間をなるべく少なくするようにタイミングを見計らってボタンを押すように心がけました。

 

Shootさんの中間ではウオンドの演技に移るときにやはりすぐに音が出ずに焦りました。全体的にみればPAとしては80点ぐらいでしょうか。

 

 

 さて、名古屋華MGの演技発表は6人とも堂々としたもので素晴らしかったです。

                                                小澤

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2015年4月17日 (金)

世界の巨匠島田晴夫師海外進出50年祝賀マジックショー

 名古屋華マジカルグループが主催として、ロスアンゼルスより島田晴夫師ご夫妻を迎えての祝賀マジックショーが開催されました。

 昼の部はイーブル名古屋(旧女性会館)のホールにて、第6回マジック特別公開講座として、まず最初に名古屋華マジカルグループから6名の演技がありました。 6名それぞれの個性ある演技で超満員の会場に感動を与えたのを感じました。

 次は、お待ちかねのサプライズショーです。誰かな?誰かな?・・・・・「緒川 集人!」と紹介された・・・・・いやいや知らないぜ・・・・・良く良く聞いてみると第2の島田晴夫師と言われる方らしい・・・・へーこれはまいった、まいったでした。

  緒川集人師は東京出身で、10歳からマジックを始め、17歳でセントルイスにて行われた世界大会のステージ部門にて優勝。マジックの殿堂として世界的に有名な「マジックキャッスル」でレギュラー出演。2004年にはライトハウスマガジンに最も有名な日本人として紹介され、緒川集人の名は全米に広く知れ渡り、現在もハリウッドを中心に、世界40ヶ国以上で活躍中とカタログに紹介されています。

 すごい人が来たもんだ・・・・・この時、胸のときめきを覚えたのであります。 私は、手品を習得する基本は裏方に徹することが大事と思っているので、今回の道具係は貴重な経験になると思っていたが・・・・・案の定・・・・・緒川集人師の手品道具をステージに運ばせて頂いたことに喜びを感じたのであります。(実際のところは相当神経を使っておりますが、それが経験となり身となるように思います)

 道具係のため、緒川集人師の演技を舞台の袖から拝見させていただきましたが、それは、それは素晴らしい演技でした。文章では表現ができません。

 最後は、島田晴夫師のパフォーマンス&トークショーでございます。 やはり、世界の島田晴夫師と言われるだけあって、相当な迫力がありました。 今回は8つ玉と鳩の演技でしたが、何とも言えぬ世界に引き込まれました。 ステージの袖から見たのですよ!!そんな体験は誰もできませんよね!最高!!最高!!

 そして、司会者ふしぎ良さんと島田晴夫師の対談形式のトークショーが1時間ほどあり、昼の部は感動の渦のなか大成功に終わりました。本当に良かったぜ~~~。

 夜の部は名古屋国際ホテルで島田晴夫師海外進出50周年祝賀晩餐会が催されました。 国際ホテルの会場は広いのですが、場内ぎっしりの超満員でございました。 最初に、島田晴夫師ご夫妻がステージに登場しましたが、割れんばかり拍手でした。・・・やはり世界の島田晴夫師だな~と思いましたよ。

 そして、そして待望のディナータイム・・・・・美味しかった!美味しかった! 島田晴夫師の50年の歩みをプロジェクターで紹介があり、若かりし頃の写真なんかみるとカッコいいね・・・・・今でも精悍なカッコ良さがあるけどね・・・・・ 。

 祝賀の演技は 名古屋華マジカルグループ会長がトップバッターで、たかお晃一さん、バーディー・コヤマさん、将魔さん、ケン正木さん5名の素晴らしい祝賀演技があり、20:45頃に終焉となりました。 島田晴夫師ご夫妻はじめご協力頂いた皆様に感謝申し上げます。 ありがとうございました。

                        M.W

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2015年4月15日 (水)

世界の島田晴夫師のマジック公開講座を見て

待ちに待った4月12日島田先生の公開講座を迎えた。先生とのご対面は2度目であり感激一入であった。というのも、本年2月ロスのマジックキャッスルで、夕食も交えて5時間にわたっておつきあいして頂いたことがあったのだ。それで我々名古屋華マジカルグループも最大限みんなで歓迎した。ありがとうございました。

 

公開講座ということでプログラムは下記の写しを参考願いたい。我がグループより6名の参加であったが、猛練習と数回にわたるリハーサルで、観客を飽きさせない素晴らしいものであったと思う。次回の公開講座には出演させて頂きたいものだ。

出演者だけでなく、観客も北海道から九州までもの一流マジシャンを迎えての講座、ほとんどの観客がマジックに携わっている方々と思われた。1か月前には入場料¥3000のチケットが完売した。人気の高さがうかがわれ大成功だと感じた。

 

紙面が限られているので、ゲストショーの2人と島田師の短い感想を書かせて頂く。

 

★バーディー・コヤマ

 

 私は、お名前は良く拝聴し、北海道の方と聞いていたが観るのは初めてであった。YouTubeで検索すると、島田師とのお付き合いは世界各地で一緒に公演?したことが御察しできる。鳩出しが素晴らしかったが、紙で作った鳩が生きてるようで、この演技をもっと見たかった。いつまでもお元気で後輩を育ててほしいと思った。

 

★緒川隼人

 

 サプライズゲストそのもので、ロスで島田師と一緒に食事をしたが、今回プロフィルを拝見したら改めてサプライズだ。FISM北京、ブラックプール大会でのゲストパフォーマーをやられた方だ。まだ若く島田2世を目指してアメリカで頑張っているようだ。

 

 

 演出は絵画のリンゴと髪の毛をアレンジした独創のアクトであった。動きが優雅で、派手ではないがプロマジシャンの講評として一番人気であった。日本語と英語を交えたトークテクニックは絶妙であった。

 

★島田晴夫師トークショー

 

以前より感じていたが「実るほど頭の下がる稲穂かな」の見本のような物静かな方と思っている。お話が謙虚で素朴さ今回も感じた。体調がすぐれないように見えたが「カラーの8つ玉と鳩だし」を見事に見せてくれた。トークショーでは余り動くなと、鳩だしはくどく何回も同じことをやらなく1回だけで十分であるとおっしゃたが今後の参考にしたい。長旅でお疲れの中ありがとうございました。

 

                     馬車馬のNK

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2015年4月11日 (土)

「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―⑥

 脂肪が多い食事が心臓疾患によくないと言われ出したのは、1956年頃からで、米国心臓協会は「賢明な食事」の推奨をした。バター、ラード、卵、ビーフを、マーガリン、コーン油、チキン、冷たいシリアルの置き換えるように求めた。

  1970年までにこの脂質仮説は広く認知されていった。核心は、コレステロールは冠動脈疾患を引き起こすという断固とした主張であった。(P.130)

  1977年に米国上院の栄養および人間のニーズに関する特別委員会が「米国の食事目標」を発表した。脂肪の摂取をへらし、高コレステロールの食べ物を避け、「動脈を詰まらせる」飽和脂肪は、特に悪とみなされた。(P.131)

  米国でよいとされたことはすぐに日本へも伝えられたから、マスコミ等で広められ、私も油や卵やイカやカニなどの高コレステロールの食物には今でも気を使っているぐらいだ。

  製薬会社は脂質低下の医薬品に力をいれるようになったという。そういえばテレビで脂肪を燃やすお茶などが盛んに宣伝されている。

  米国保健当局は、脂肪を、炭水化物や加工された多価不飽和脂肪の植物油に替えることを奨めるようになった。そして人々はどんな脂肪ならよいのかと右往左往しているという。

  ドナルド・W/ミラー博士は、2010年に出版した「低炭水化物、高飽和脂肪の食事による健康上の利点」で、「60年に及んだ、『低脂肪・高炭水化物」の食事の時代は終わるだろう。炭水化物を多く摂りすぎることでの健康への破壊的な影響がもっと広く認知され、飽和脂肪の健康への利点がもっとよく認められるだろう」と述べているそうだ。(P.132)ちなみに博士は心臓外科医である。

  実際、最近の30年間に、「低脂肪、低コレステロールの食事」によって血清コレステロールを下げれば、心臓発作や死亡率を下げることを明確に示す研究は発表されていないというのだ。

  今ホタルイカが旬である。私はホタルイカを買って来てコレステロールを気にせずに食べた。バターよりマーガリンと言われていたが、マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているからよくないとされ、バターが見直されて品薄となっている。

                H.S

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2015年4月 7日 (火)

「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―④

 この本では、コレステロールが大事だと言っている。これまで私たちは、コレステロール値を上げる食べ物により、心臓疾患や脳卒中のリスクが増すと言われてきた。しかしコレステロール値を下げれば健康的に長生きすることができるというのはいい加減な通説だという。

  高齢者の記憶機能とコレステロール値の対照研究について米国国立衛生研究所の報告を示している。「高コレステロールは優れた記憶機能を伴う」と述べ、認知症でない人はコレステロール値が叩く手も記憶機能が非常にすぐれていたというのだ。(P.120)

  また、「85歳を過ぎた人は、特にコレステロール値が高ければ、ますます元気だろう」という研究者もいるそうだ。

  パーキンソン病もコレステロール値の低いことと強く結びついているという。(P.120)

  脳内でのLDLの役割は、生命をはぐくむコレステロールをとらえ、そのコレステロールが非常に重要な役割を果たすニューロンへと送ることだ。だからコレステロール値が低いと脳の働きが悪くなるという。(P.121)

 LDLが炭水化物によって酸化されると問題が起きるという。加えてLDLが糖によりグリコシル化された分子になると、脳細胞にコレステロールが与えられなくなり、脳の機能が低下するそうだ。(P.122)

  最近のオランダの研究報告によると、総コレステロールがとりわけ高い人たちが、ガンや感染症(高齢者によく見られる致命的病気)で死亡することは、コレステロール値が低い人たちと比べると、著しく少ないのだ。(P.124)

  コレステロールは、HDL(高比重リポタンパク)とLDL(低比重リポタンパク)があり、前者は「よい」とされて後者は「悪い」とされている。この二つは体内では異なる役割を果たしている。その他のリポタンパクにはVLDLとIDLがある。

  コレステロールはどの種類であっても、これまで思いこんできたほと厄介なものではないという。病気になった脳には脂肪もコレステロールもひどく不足していることや、高齢になってからの総コレステロール値の高さが、長寿に関連していることが分かってきた。

  総コレステロールの25%が脳にあり、脳の機能と発達を支えている。脳の重さの1/5はコレステロールなのだ!という。(P.144)

 「コレステロールは、細胞を覆う膜を形成し、細胞膜の透過性を維持しながら細胞の「防水加工」状態を保つ。だから細胞の内と外とで異なる化学反応が起こるのだ。

  脳内での新たなシナプスの成長はコレステロールのに依存していることを明らかにした」(P.144)

  「さらに、脳内のコレステロールは強力な抗酸化物質としても働く。フリーラジカルによるダメージから脳を守るのだ。」だから高齢になってコレステロールが増えるのはよいことなのだ。

 コレステロール値に関するこれまで言われてきたことをくつがえすものになっている。総コレステロールが高くても少しも心配することはないのだ。むしろ高齢者にとってはよいことだというのは有難い。

                H.S

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2015年4月 5日 (日)

「いつものパン」があなたを殺すというショッキングな本から―③

炭水化物について次のように書いてある。「興味深いことに、人間が食事として必要な炭水化物は、ほぼゼロだ。つまり、私たちは最低限の量の炭水化物で生きられる。そして、その炭水化物は必要に応じて肝臓に供給されるようになっている。」(P.113)

  私たちは毎日主食としてパンや米を食べ、時にはウドンやソバやパスタやイモなどの根菜類を食べる。朝食にシリアルを食べる人も増えている。これらの食べ物はみな炭水化物が主である。そうした食べ物は必要ないというのだ。

 そして脂肪をもっと摂れと言っている。脂肪を摂らなければ生きていけないのだという。脂肪を摂ることは太ることと考えられているが、肥満は食事による脂肪摂取とは、ほとんど無関係だという。(P.113)

 狩猟漁労採集生活をしていた時代は人類は高脂肪の食事を食べてきた。それで食糧が豊かな時に体内に脂肪を蓄えることをしてきた。それを助けるのが「倹約遺伝子」である。人類が炭水化物をたくさん摂れるようになったのは、1万年ぐらい前に農耕が始まってからだ。ところがそれは食糧が豊富な現代でも健在である。そのため炭水化物を多く摂る現代人はそれを脂肪として蓄え太ってしまうのだ。「倹約遺伝子」は糖尿病に罹りやすくする遺伝子でもあるという。(P.114)

 20121年秋の「アルツハイマー病ジャーナル」によると、炭水化物を多く摂る高齢者は、軽度認知障害(MCI)の進行リスクが4倍近くになることが明らかになった。MCIはアルツハイマー病に前兆と考えられているという。

 この研究によって、健康的な脂肪を豊富に摂っている人は、認知機能障害になる割合がそうでない人に比べ42%低いことが分かった。また鶏肉、牛肉、豚肉、魚などの健康的な食材からタンパク質を摂る人は、そうでない人より21%リスクが低いことも分かった。(P.115)

 また、別の研究では、「オメガ3脂肪酸」がたくさん含まれている魚を毎日のように食べる人はアルツハイマー病にかかるリスクは44%減少したという。一方、魚を食べない人のリスクは37%増した。

 アマニ油、クルミ油など「オメガ3脂肪酸」を豊富に含む油を日常的に食べている人たちは、そうでない人たちに比べて60%ほど認知症に罹りにくかった。(※ここにオリーブオイルが入っているのだが、オリーブオイルには「オメガ3脂肪酸」はゼロである)

 「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」だが、「オメガ6脂肪酸」は炎症反応を促進する上、大量に摂取すると脳疾患に結びつくという。「オメガ6脂肪酸」はベニバナ油、コーン油,キャノーラ油,ヒマワリ油、大豆油、ゴマ油などの植物油に含まれている。(P.117、118)

 ※ちなみにオリーブオイルはオメガ9脂肪酸が非常に多い。

             H.S

http://www.naturalweb.co.jp/shopping/foods/flax/

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2015年4月 4日 (土)

4.、5.、6月例会スケジュール

例会スケジュール

  ★4月 4(土) 

   午前  特別指導 

   午後   リハーサル 大研修室

 ★4月12日(土)

      午前  特別公開講座 準備

 午後  第6回特別公開講座 パフォーマンス&オークショー

 ★5月 2 日(土)

    午前  特別指導  

    午後  レクチャー

  ★5月23日(土)

    午前  特別指導

    午後  例会 レクチャー

 

★ 6月 6日(土)

    午前  特別指導

    午後  例会  レクチャー(外部特別講師)

 ★ 6月27日(土)

   午前  オープングループ活動デイー 

   午後  オープングループ活動デイ―

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2015年4月 3日 (金)

「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―②

 いつも食べているパンがいけないというのは、パンに含まれている「グルテン」がよくないのだという。

 グルテンとはラテン語で「膠」を意味し、タンパク質の混合物だそうだ。粘着性のある物質として作用し、クラッカーや焼き菓子、ピザ生地などのパン製品を作るときに粉をまとめる。発行の過程で重要な役割を担っていて、小麦粉がイーストと混ざるとパンがふくらむ。(P.78)

 グルテンは小麦だけでなく、ライムギ、大麦など様々な穀物に含まれている。それだけでなく、地球上で最もありふれた添加物で、加工食品だけではなく、さまざまな製品にも使われている。

  調味料、カクテル、アイスクリーム、スープ、甘味料、大豆製品や栄養機能食品、調合薬にも入っている。さらに化粧品、アンドクリーム、ヘアコンディショナーやマスカラにも使われているという。

   グルテンはセリアック病というグルテン過敏症の人だけでなく、神経学的な観点から考えると、私たちはみなグルテン過敏であることがよく分かるという。(P.94)

 グルテン過敏症と、脳疾患(統合失調症、癲癇、双極性障害、うつ病、自閉症、ADHDなど)との結びつきは証明されているという。(P.94)

 いろいろな研究例をあげて、グルテンはセリアック病という腸の病気だけでなく、脳にもダメージを与えると詳しく説明してある。

 我々は穀物や炭水化物中心の食事をしているが、そういった食事の多くはグルテンを含んでいる。そして血糖値を上昇させているのだ。血糖値が上昇すればするほど、インスリンは膵臓からどんどん分泌されて糖質を処理しなくてはならない。こうしてインスリンが増加すれば、細胞はインスリンシグナルに対する感受性がますます低くなる。(P.101)

   そこで膵臓はインスリン分泌量を増やそうとする。インスリン値が高まると、それが原因で細胞はインスリンシグナルにさらに反応しにくくなる。すると血糖値を下げるために膵臓は過剰に働き、インスリン分泌量をふやして再び血糖値を正常に保とうとする。

   そうした状況が続くと、膵臓がインシュリンを分泌しても細胞はインシュリンシグナルに反応できなくなり、血糖値が上がり始めて、二型糖尿病になる。(P.102)

次の4つのうちで、最も血糖値が急増するのはどれかと尋ねている。

①全粒小麦パン  ②チョコバー  3精白糖  ④バナナ

 ある食べ物を食べた後、血糖値がどのくらい急上昇するかを計測した数値をGI値というそうだ。基準は純粋なグルコースで、その値を100としている。

 全粒小麦パン(GI値 71)、精白糖(68)、バナナ(56)、チョコバー(55)でGI値が一番高いのは小麦パンで、全粒でも精白でも同じだそうだ。

 この事実は30年以上前から分かっていたことだという。重要なのは、グルテン過敏症が増える理由は、グルテンを含んだ加工食品を食べることだけではなく、糖質を摂りすぎたり、炎症を促進する食べ物を摂りすぎたりするためだと言っている。その他に環境有害物質の影響もあるという。(P.103)

 つまり、「炭水化物は、私たちの体に害をなす成分の源なのだ」と述べている。「血統バランス、グルテン過敏症、あらゆる炎症を考えるとき、炭水化物が体や脳に及ぼす影響を問題の中心に据えなくてはならない」としている。(P.104)

                       H.S

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2015年4月 1日 (水)

「いつものパン」があなたを殺すというショッキングな本から―①

1か月ほど前本屋に行ったとき、「『いつものパン』があなたを殺す」という変わった題名の本を見つけた。興味を抱き買おうと思ったが、そのときはやめた。

  そのうち新聞に大きな広告が2度載った。それを見て買うことにした。題名のパンといういつも食べているものがどのように危険なのかを知ろうと思ったのだ。

  この本の著者はアメリカの神経科医デイビット・パールマター博士で、共著者がクリスティン・ロバーグ氏。訳者は白沢卓二順天堂大教授である。(三笠書房刊1500円+税)

  365ページもある分厚い本で、目次を拾ってみると次のように構成されている。

 第一部 「脳は炭水化物でダメージを受けている」

   第1章 脳の中で何が起きているか

   第2章 食べ物をトロリとさせ、ふわふわにするタンパク質の恐怖

   第3章 炭水化物や脂肪恐怖症に陥っていないか

   第4章 脳を”糖”でベトベトにするな

   第5章 心の病も頭痛も「食事」を変えれば治っていく

 第二部 脳の健康と機能を理想的に保つ食事・運動・睡眠

 第三部 実践アドバイス「何を食べればよいか」

  これを見ても分かるように、観点は「脳」と炭水化物や「糖」であることが分かる。もともと神経医で精神的疾患の患者を診てきた著者が、脳と栄養の関係に関心を持ち、研究した結果分かったことを書いているのだ。

  著者は神経科医であり、米国栄養学会フェローとして両方の認定を受けている米国唯一の医者である。また、米国統合ホリスティック医療委員会の創設メンバーで、フェローでもあるという。だから食べるものと脳の機能の関係に関して独自の捉え方ができると書いている。(P.16)

  プロローグで、次のように述べている。

 「脳の運命は『遺伝子』よって決まるものではない。むしろ原因は食べ物にある。脳の機能障害はいつも食べている「パン」から始まる。それを証明するつもりだ」(P.12)

  健康の悪者として言われている、精白した小麦粉やパスタや米だけでなく、「健康にいいもの」として扱われているあらゆる穀物が脳を破壊しているというのだ。これらの穀物を脳を痛めつける「テロ集団」だと決めつけている。また、フルーツや炭水化物がどのように健康リスクとなり、大きな影響を与えるかも示すと言っている。

  糖尿病に罹るとアルツハイマー病を患うリスクが2倍になるという。米国では糖尿病患者がグングンと増え、10年後には2人に1人の割合になるそうだ。

 しかし、糖尿病もアルツハイマー病やADHDなどの脳の病気も予防が可能であり、食物を変えることにより治すことができるというのだ。

                                      H.S

「いつものパン」があなたを殺す[デイビッド・パールマター]

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