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2015年9月25日 (金)

イスラム圏でマジックショーの体験

 一年以上も前の事であるが昨年4月、私は中近東のアラブ首長国連(UAE)を10年ぶりに訪れた。ここにはアブダビ日本人学校があり、三年間在職していた。

 アブダビはUAEの首都であり、隣にかの有名なドバイの街がある。国土の殆どが砂漠である。日本人学校の児童生徒は小学1年~中学3年及び幼稚園児である。子供たちの保護者の職業は、殆どが石油関係の仕事か商社勤務である。

 私は折角訪問するので、事前に学校長(三重県出身)に訪問の日時を知らせ、子供たちにマジックを見せて良いかの確認を取ったところ快諾を得た。

 今はセントレア~北京経由出アブダビの直行便がある。便利になったものだ。早朝、アブダビに着くと4月というのに長袖では暑い。(7~8月は気温が50度になる。)街中は、以前に比べ車が増え、横断歩道の信号が短く一苦労。

 初日金曜日は、イスラムの安息日で学校は休みの為、場所の確認にとどめた。学校が手狭になった為、町の中心部に移転していた。

 翌日、9時半に学校に到着、学校長の出迎えを受ける。校長先生より学校経営の様子を聞きながら、14年前の苦労を思い出していた。

 私が在籍していたときと違うのは、現地の子供(イスラム教徒ームスリムの子)が日本人学校に入学してくるという事だった。この原因は、日本の教育の素晴らしさがUAE社会に浸透してきたためだと考えた。私が在職中はこんなことはなかった。

 そうこうするうちに、教頭先生の「準備ができました」というう声でホールへ。ホールへ行くと約60名の全校児童生徒が静かに待っていてくれた。私は子供の顔を見ながら、自己紹介をした。全体を見渡すとなるほど、明らかに日本人ではないという子供たちがいるではないか。

 音楽が流れ出すと、それに合わせ私はマジックを始めた。子供たちの反応を見ていると何が始まるだろうというわくわくした顔をしていた。あまり道具の要らないシルク系のマジックを中心に披露したところ、食い入るようなまなざしで、シーンと見入っていた。

 一つ一つの演技が終わるたびに、大きな拍手がくるではないか。現地の学校では、多分音楽に合わせて何かをするということはないので、ムスリムの子にとっては、きっと珍しいな、不思議だなと思ったのではないか。先生たちも、きっと同じ感覚で見ていたことだろう。

 終わると更に大きな拍手が起き、生徒会会長のお礼の言葉で終わった。「先生もう一度アブダビに来て下さい。もう一度マジックが見たいのです。」会長のあいさつの言葉だった。

 たった25分ぐらいの時間であったが、私にとっては貴重な体験であった。UAEでは、「日本週間」という日本の文化を紹介する催しが文化センターであり、茶道・華道・剣道等が紹介されたことがある。

 今後「名古屋華マジカルグループ」がこういう行事に参加出来れば素晴らしい文化交流が出来るのではないかと考えた。UAE大使館に働きかけて、実現したいと考えた次第です。

                    (I・N)

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