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2015年9月10日 (木)

ミスディレクション

 マジシャンでもマジックになじみの無い方でも、ミスディレクションという言葉を聞けば、おおよその意味が想像できるかと思います。
 

 ミスディレクションとは、ディレクション(方向性)をミスさせる、つまり、お客さんの注意を間違った方向に向けて、秘密の動作や真実から目をそむけさせるテクニックのことを言います。

 これはクロースアップマジックなどのカードマジックやコインマジックだけでなく、ステージでも問わず、あらゆるマジックにおいて重要な技術です。

 ミスディレクションには大きく分けてフィジカルミスディレクション(物理的ミスディレクション)と、サイコロジカルミスディレクション(心理学的ミスディレクション)があります。
 

 フィジカルミスディレクションとは物理的な手法によって、主にお客さんの視覚をだますテクニックです。

 サイコロジカルミスディレクションは、お客さんの思い込みや常識を逆手に取って、真実とは異なる内容を信じ込ませるテクニックです。

 フィジカルミスディレクションとは、お客さんの意識を秘密の動作からそらすテクニックで、極端なことを言えば「あ!UFOだ!」と叫んで左手で頭上を指さし、お客さんがそちらを見ているすきに右手で秘密動作をするみたいなことです。

 ジョン・ラムゼイさんがミスディレクションの達人としてよく知られていますが、彼の言葉には説得力があります。是非、試してみてください(下記)。

 「もし観客に何かを見てもらいたいと思ったら、あなた自身がそれを見なさい。」
「もし観客にあなた自身を見てもらいたいときは、あなたが彼らを見なさい。」

 また、もう一つの真理として、「お客さんは動くものに視線を集中させる」そうです。いろいろと応用できそうですね。

 さて、サイコロジカルミスディレクションはフィジカルに比べ少し理解しにくいかも知れません。

 たとえばコインを投げたふりをしてマグカップに“チャリン”と音が聞こえ、マジシャン手のコインが消えていたら、本当にコインが投げ込まれたと信じてしまいます。

 さらにサイコロジカルミスディレクションが強烈だと音を聞いただけでなく、後から「確かに見た!」とまで思い込んでしまうそうです。

 自分の中の常識が、間違った内容を真実の記憶としてインプットしてしまうのでしょうか。なかなか、そこまで強烈な効果をお客さんに与えることは困難ですが、いろんなミスディレクションを考えるのもマジックの面白さのひとつだと思います。

            小澤

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