« 小牧子供会でマジック | トップページ | サイコロを使ったメンタルマジック »

2015年12月18日 (金)

簡単に手品の歴史

自称マジシャンたるもの少しはマジックのうんちくを語りたいものですね。手品の歴史を少しまとめてみました。

①日本の手品は仏教伝来とともに、中国、朝鮮から伝えられたもので、古くは手妻、放下、戯術、外術、品玉、玉手妻、手玉、幻術、珍玉などの名前がありました。
最近は一般に奇術と呼ばれていますね

②マジック(Magic)という言葉は、星占い、夢判断、呪術を行った古代ペルシャのゾロアスター教の僧侶階級マギー(Magi)から出たもので、本来は呪術を意味していました。初めて手品が行われたのは、古代エジプト第四朝の時代だったといわれています。エジプトにベニ・ハッサン洞窟の壁画に残されている「おわんと玉」の奇術は有名ですね。

③クセノフォンの「饗宴」などによって推定されるように、ギリシャ・ローマ時代は、手品は宮廷などでも盛んに演じられていました、しかし、中世に入るとキリスト教の影響で、魔法使いの行うブラック・マジックとみなされ迫害を受けるようになりました。

④インド、中国でも手品は古くから行われ、インドでは行者や大道芸人によって、中国では曲芸と共に発達し、日本に大きな影響を与えました。

⑤13世紀、妖術や魔法を操る異端の徒として迫害されたイギリスの哲学者ロジャー・ベーコンは、手品を分析して次のように述べています。「自然の道理を超越した現象は、すべて超人的なものか、ごまかしに満ちた虚偽である」と・・

⑥ルネッサンス以後は、科学、技術の発達によって手品は呪術的なものから離れ、近代芸術の一つとして独立しました。このころ書かれたイギリスの有名な奇術師レジナルド・スコットによる「妖術の開示」は世界最古の本格的な手品解説書といわれています。

⑦1591年、滝川伝之丞が京都四条河原で手品を演じたのが、日本では手品が芸能として独立した最初とされています。江戸時代に入り芸能としての手品は益々盛んになり、いろいろなからくりが考案され、18世紀には、「璣訓蒙鑑草」「放下筌」「天狗通」などの解説書が出されました。

⑧第二次大戦後、科学知識の普及によって、手品の神秘性が失われ、舞台芸能としての魅力が減少しました。以後、手品は一般の人々の趣味として、サロンやテーブルで行われるようになりました。そのため、これまでの手練、道具を主体とするものから、現代の手品は心理的な原理に基づいた演出に重点が置かれているようです。

「おもしろマジック」より抜粋・小澤

|

« 小牧子供会でマジック | トップページ | サイコロを使ったメンタルマジック »

マジック・雑感」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 小牧子供会でマジック | トップページ | サイコロを使ったメンタルマジック »