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2016年4月11日 (月)

元中日文化センター講師(故)柴田先生のノートから―④―

5、曲をバックにに演技する場合のポイント

 曲は演技の一部ですから十分に気を使った方がよいでしょう。フィギアスケートの演技を思い起こしてください。

 起承転結・緩急がついて曲と演技がぴったり合っています。プロマジシャンの演技も同様です。数百曲の中から、演じたいマジックと、自分の作り上げたいイメージにあった曲を選び出します。場合によっては曲をつないで作ります。そして、曲に合わせて演技の構成を考え、修正していきます。

6、お客さんの対応(切り抜け方)

 「あー見えた」「別の手に持ってるんじゃないの」と途中でちゃちゃが入る。別にタネのすべてが見えたわけでも、なんでもなく、あるお客がそう思っているだけです。観客全員にその種が解明できるはずもなく、気にせずにマジックを続けましょう。

 マジックの途中でちゃちゃを入れたがる人がいるとわかっている場合は、演技前にたとえば「まだ不慣れな部分がありますので、最後まで演技を見守ってくださいネ」とか軽く釘をさしておくと良いでしょう。

 「もう一回やって!」手品の三原則の話をして、「また別の機会にお見せしましょう。」といいましょう。決して2度続けて演じてはいけません。時間を置いてまたその観客が同じマジックを見た時に、もう一度感動・不思議さを味わうことができるからです。観客の楽しみを奪ってはいけません。

 でも、私は、絶対にばれない、もしくは2度演じても問題のないマジックの場合には、3原則の話をした後に「今日だけは特別に、あなたのために2度目を演じてご覧に入れましょう。ただしマジシャン仲間にばれるとマジック界から追放されるかもしれません。」といって演じたりもします。

 もう一つの方法としては、「分かりました。それではもっと面白いものをご覧に入れましょう。」といって他のマジックを演じるという手もあります。常にアンコール用のマジックを用意しておいた方が良いでしょう。

 マジックが終わった後で、「このマジックは、ここがこーなっているんじゃない?」とタネの解説を始める人もいます。その解説があっていてもあっていなくても「ご想像にお任せします。」といって、さらっと流すのがいいでしょう。

 マジシャンは別に観客をだまそうとか対決しようとかと思ってマジックをするわけではありません。あくまでも観客に楽しんでもらいたいためにタネを明かさないだけなのです。


 最後まで読んでいただきありがとうございました、・・終わり・・小澤
 

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