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2017年6月 5日 (月)

コミュニケーション

あなたは人の意見をちっとも聞こうとしていません。むやみに自説を唱えるだけではなく、人の意見も聞かなくてはなりません。そんな態度では他の人とコミュニケーションをとることはできません。

この発言を議論の時に議論の当事者に言ってはいけません。それはそっくりそのまま自分に返ってきます。一般論ならいいのですが、「あなた」と名指しするからいけないのです。

コミュニケーションとは人と人との対話であり、どちらか一方に問題があればコミュニケーションは成り立ちません。コミュニケーションが成立しない原因はもしかしたら相手ではなく自分にあるのかもしれません。

相手はきちんと人の話を聞いて自説を修正しているのに、自分の方が勝手な思い込みで「自説を唱えるだけ」だと決め付けているのかもしれません。自分の方が悪いのかもしれないと考えずに、相手が悪いと一方的に決めつけるのはよくありません。

問題の根本は「コミュニケーションはとれて当たり前で、とれないのは悪いことである」という考え方です。コミュニケーションとはそんなに簡単なものではありません。人の意見を聞くというのは、自分の意見との落差が大きいほど難しいことです。

しかし,落差の大きい意見ほど聞く価値があります。価値のあるコミュニケーションほど難しいのです。もしあなたが他の人と容易にコミュニケーションが取れているとしたら、それはあなたが容易にとれるような価値の低いコミュニケーションしかしてこなかったからです。

「人の意見を聞かなければならない」とその当事者に向かって言うのは、「俺の意見を聞け」という命令と同義です。議論の場では自分の意見を聞いてもらう必要はありません。意見など必要ないと思っている人に意見を押しつけるべきではありません。

相手の意見を変えようなどと思うのはもってのほかです。あなたには人の意見を変える権利はありません。自分の意見を変えられるのは自分だけです。自分の意見を相手に押し付けてはいけませんし、そんなことをする必要はどこにもありません。

相手が望まなければ、相手が話し役であなたが聞き役の一方向でもいいのです。あなたは「自分ばかりいろいろと教えてもらってなんか申し訳ないなぁ」と思うかもしれませんが、相手がいいと言っていればそれでいいのです。

あなたがもしその人の意見を聞きたくないのなら聞かなければいいのです。もしあなたも相手も互いの意見を聞きたくないのであればそこで議論は終わりです。そして議論は終わりにしていいのです。無駄に議論を続ける必要はどこにもありません。

「議論のルールブック」より

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